こんにちは。桐光学院です。

例えば，川に大雨などで土砂が流れでたら，その土砂や石の粒はどうなるでしょう。
多くは堆積せず水に流されていきますが，流れずに少しずつ川底に堆積するものもあります。
何回も何回も流すうちに，川底の土砂はすこしづつ増えていきます。

勉強もこれに似たものがあります。

勉強を一生懸命にやっている生徒には厳しい事実ではありますが，「勉強してもすぐには実力がつかない」ということはよくあることです。
「勉強をすればすぐにグングン実力がつく」ということはありません。
単語テストや小テストなど知識を確認するような類のテストなら，目に見えて得点は上がるかもしれません。
でも，学調や模試レベルの問題ではそうはいきません。
そのレベルのテストですぐに目に見えて得点が上がったら，こんなに楽なことはないのです。

勉強の結果が成績に表れてくるために必要な期間は基本「3ヶ月」といわれます。この説を踏まえるなら，夏から頑張ったこの成果は11月に出るのです。
勉強量や方法や科目によって差はあるでしょうが，とにかく日々の努力を継続して行っていくこと，常に問題練習と直し，解き直しをつづけていくこと。
できない，わからないを「デキル」にしていくことを信条にひたすら頑張ることです。

夏頑張っても「学調」がイマイチだった。と感じた生徒も多いでしょう。
「勉強はそんな甘いものではない。」だからやっかいなんです。

でも乗り越えて多くの生徒が来春には合格を毎年勝ち取っていくのです。彼らにできたことが今年の生徒たちにできないはずがありません。

「着実な歩みを止めない」こと。それが大切です。