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【静岡県高校入試2023】入試問題分析と対策(4)国語編
3月2日に実施された令和5年度公立高校入試の学力検査について、各教科の出題内容を分析しました。今回は国語編です。

問題数と大問構成

大問一 文学的文章 6問 14点
大問二 説明的文章 6問 14点
大問三 発表・報告文 5問 9点
大問四 古文 4問 7点
大問五 作文 1問 6点
合計 22問 50点
問題の傾向はほぼ平年通りです。漢字や品詞、敬語等の国語的な知識を問われる問題が出ていました。記述問題では、本文全体の内容を把握し、設問文の条件に沿って、本文から解答作成に必要となる箇所を探し、それを的確な言葉で表現する力が必要とされます。
以下、各大問ごとに見ていきましょう。

大問一(文学的文章)

本文の内容は、校内で俳句作りをする生徒と校長先生とのやりとりを描いたものでした。
問二では、令和三年度に出されていた熟語の構成の問題が今年度も出題されました。
問四の記述問題は、傍線部から少し離れた場所にあるものの、本文中の言葉をそのまま使える問題です。問六は五十字程度で書く記述問題(三点問題)で、例年通り、条件付きで内容をまとめるものでした。本文中の言葉をほぼそのまま使えるものの、一つの文として違和感なく収めるのが難しいと感じた生徒もいたはずです。

大問二(説明的文章)

本文の内容は、「世界に対する私たちの向かい合い方」について説明したものです。
文法や言葉に関する問題として、問二で動詞の活用の種類、問四で接続詞の問題が出されました。
問五は五十字程度で書く三点問題ですが「筆者は本文で重要なことを述べているが、そのうえでさらに必要なこと」を書く、という少しややこしい指示が出ました。問題を丁寧に読まずに「重要なこと」を書いてしまうと、誤答になってしまう問題です。さらに「理由」部分も文章の中盤にあり、傍線部から遠くにあります。ただし、キーワードは明白なので、それを読み取れれば正答箇所の特定は難しくなく、むしろ文学文の三点問題より解答しやすい問題であったといえます。

大問三(発表報告文)

原稿の内容は、陸上部の部長が新入生の前で部活動紹介をするものです。毎年出題されている敬語の問題のほか、原稿を読むときの注意点、不要な一文、不足している情報など、過去に出題実績のある形式の問題で構成されていました。
問五は、原稿の表現をより意味が伝わりやすくなるように書き直す問題です。
今年度の問い方は例年になかったもので、問題文の意味がわかりづらいと感じた生徒もいたかもしれません。

大問四(古文)

本文の内容は、武将と家来とのやりとりについて描いたものでした。文は長めですが、例年通り多く添えられている現代語訳を活用すれば、読み取り自体は難しくありません。
問一の現代仮名遣いに直す問題、問二の主語の問題は例年通りで、問三・問四はともに内容読解の記述問題ですが、本文中の言葉をほぼそのまま用いて答えを書くことができます。

大問五(作文)

「国語について関心があること」のグラフについて自分の考えを書く問題でした。グラフの問題がこれ以前に出されたのは平成二十九年なので、6年ぶりです。
「あなたが体験したことや学んだことなど、身近なところにある事柄に関連付けて」という条件があり、グラフの情報を正しく読み取ったうえで、具体的な経験に基づいて自分の考えを的確に表現する力が問われる問題であるといえます。

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