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静岡県統一模試（中１第１回）の集計結果が出ました。
今回の模試は、2025年1月9日に実施される県学調に向けた対策の模試です。それぞれの科目の標準偏差と平均点を見てみましょう。

静岡県統一模試　中１第１回　模試結果（一次集計　2024.4.24時点）
数学　標準偏差　12.0　平均点　20.5
国語　標準偏差　8.0　平均点　30.4
英語　標準偏差　4.9　平均点　41.6
社会科　標準偏差　6.1　平均点　35.7
理科　標準偏差　9.8　平均点　24.6
計　平均点　152.7
参考データ数（受験者数）は1207名です。

第１回模試の実施基準日は４月６日でした。例年、県下の学習塾で1000名ほどは基準日以降に模試を実施しますので、今後さらに受験者データが追加される見込みです。
今日は一次集計時点の人数に基づいた結果分析をお知らせしています。

出題範囲については、例年の静岡県中学校学力診断調査の出題範囲と中学１年生のみなさんの現時点までの履修範囲をもとに各教科で範囲を設定して出題しました。
中学１年生の場合は、今回は中学校入学前に実施される（一部の私立中学校等を除きます）テストですので、小学校で学習した内容からの実力テストということになります。

学校の定期テストと比較してみると
今回の模試の平均点（５教科合計）は152.7/250点でした。
静岡県統一模試は、その参加者の多くが県下の学習塾に通っている生徒です。同様のテストを公立中学校のように学習塾に通っていない生徒まで含めた集団で実施した場合、平均点はここからさらに10点程度低くなり、平均点140～145点程度のテストになるであろうという考え方ができます。
例年、４月の中１第１回模試においては、とくに基礎的な問題の出題が多い英語では平均点が他教科に比べてかなり高くなります。８月に実施される第２回模試の英語の問題には中学校で学ぶ単元が出題されますので、難易度が上がり平均点が下がるはずです。

標準偏差は「ばらつき」の値
標準偏差を見てみましょう。

標準偏差とは、データ中の値のばらつきの大きさを示す数値のことです。
一般的なわかりやすい例として、数学と国語をとりあげます。

今回の模試では、
数学：49～50点をとった人数は4人、0～2点をとった人数は67人
国語：49～50点をとった人数は2人、0～2点をとった人数は0人
という得点分布がみられました。
（受験者の皆さんは返送資料の「得点分布表」をぜひご覧ください）

教科ごとの特徴として、数学は満点も０点もとりやすい教科、反対に国語は満点も０点も取りにくい教科といわれています。平均点から離れている人が多いと標準偏差が大きくなるため、数学は比較的標準偏差の値が大きくなる教科であるといえます。

なお、この「標準偏差」に関する話題はすこし聞きなれない内容かもしれませんが、学校の定期テストや実力テストの結果を見る際にも「標準偏差」は重要なキーワードのひとつになります。関心をもってお読みいただければ幸いです。

４月模試は今からでも自宅受験が可能です。静岡県統一模試を受験してみたいと思った方は、ぜひお申し込みください。

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