浜松市中区住吉に本部をおく学習塾
【学習企画社 虹の風学修館】です
GW連休で新しい記事の更新がないので、過去の人気記事を公開します。
理科の植物の単元で「道管・師管」という言葉がでてくると思います。
過去に虹の風学修館の講師が作成・公開した記事が定期的に閲覧上位に姿をあらわし、広報チーム内で「あ、また師管があがってきたよ」といって話題になるのですが、せっかくなので今回みなさまにご紹介したいと思います。(今確認したら、2021年の記事でした)
虹の風学修館が大事にしている学びの姿勢「なぜそうなるのか・どうしてそう考えるのか」をもっともよくあらわしている記事でもあります。
勉強に関わらずおもしろい内容なので、大人の方にも読んで「へぇーそうなんだ」と思っていただけたら嬉しいかぎりです。
-------------------------------------------
【中央教室】“師管(しかん)”はなんで“師”と書くの?
中2クラスで理科の「※植物」の授業をしていたときに、生徒からふと疑問が上がりました。
(※学習指導要領の変更に伴い、かつて中学1年生で学んでいた「植物の葉・茎・根のつくりと働き」の内容は、中学2年生に移行されました。)
「“師(し)管(かん)”はなんで“師”と書くの?」
師管というのは、葉の葉脈の中にある、葉で作られた養分を運ぶはたらきをもつ管のことです。葉脈の中にはほかに、水を輸送する「道管」もあります。
「“道”管」のほうは何となくわかるが、「“師”管」はなぜ「師匠」の「師」なのかわからない、という疑問です。
「師管」の名前を聞いたことがあり、その役割を知っている人は多いと思いますが、みなさんは、「師」と書く理由をご存じでしょうか。
🌈正しい意味を知れば名前の理由がわかる!🌈
実は「師管」は本来「篩管」と書くのですが、「篩」という字が常用漢字でないため、中学の教科書では「師」が使われているのです。
「篩」は音読みは「シ」ですが、訓読みでは「ふるい」と読みます。
「ふるい」は、粒状のものを入れて振って、小さい穴を通る細かいものをより分ける道具のことですね。
一方、「師管」は細胞がつながってできているので、その境目に細胞壁があるのですが、その断面は次(まいぷれ浜松ページからは、記事トップの画像をご覧ください)のような形をしています。
このように小さな穴がたくさんあって、ふるいの形に見えることから、「篩管」と呼ばれるようになったのです。葉で作られた養分はこの穴を通り、全身に運ばれていくのです。
こうした画像を見せることで、生徒たちは「師管」と書く理由を理解できたようです。
もちろん、このようなことを知らずとも、「師管」は養分の通り道だ、とだけ覚えておけば一般的なテストの点数はとれると思います。
しかし、この疑問の答えを知ることで、生徒たちは用語の意味だけでなく、師管の形のイメージを正しくもつことができたはずです。
🌈素朴な「なぜ」「どうして」を大切に🌈
イメージを正しくもつことは、自然の事象を的確にとらえ、理解するための重要な礎(いしずえ)となります。一問一答の単純な問題だけでなく、応用的な問題でも力を発揮しやすくなることが期待できます。また、今回のような疑問を追究する姿勢そのものが、「学び」を受動的なものから主体的なものへ変えていくのです。
🌈虹の風学修館の無料体験授業にぜひご参加ください🌈
虹の風学修館の授業や指導理念にご興味をお持ちくださった方、ブログを読んでもっと具体的に話が聞きたいと思ってくださった方は、ぜひ虹の風学修館の無料体験授業にお越しください。「ブログを見て無料体験に興味を持ちました!」など、記事へのご感想などもお知らせいただけますと幸いです。
お申し込み、お問い合わせはこちらの
お問い合わせフォームから、または直接お電話ください。
---------------------------------------------
学習企画社では、虹の風学修館のほか、県下最大級の模試会社【学力調査研究会】の運営を行っています。
個人の方はもちろん、学習塾様からのお問い合わせもお待ちしております。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
学習企画社
浜松市中央区住吉3-3-13
053-412-1021
学力調査研究会/
虹の風学修館
虹の風学修館Twitter
虹の風学修館Instagram
「まいぷれ見ました!」とお知らせください
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★