ちょっとだけ日常を離れて癒されたい！　車を走らせて向かった先は、眼下に奥浜名湖の絶景が広がるロケーション抜群のカフェです。山裾にたたずむ落ち着いた古民家風の建物が、プチ旅行気分を盛り上げてくれます。中に入ると、酒蔵から譲り受けたという古材などがインテリアとして散りばめられた和の空間に包まれ、早くも気分はしっとり。オーナーは同じ敷地内で酒屋「蔵酒なつめ」も営んでおり、酒蔵とのつながりが随所に活かされた個性的なお店でもあるのです。

メニューを見れば、コーヒーインストラクター1級の資格を持つ夏目直子店長のこだわりが一目瞭然。世界中から厳選されたコーヒー（税込500円～）がズラッと並びます。焙煎から丁寧に真心を込め、抽出は味が安定するサイフォン式を採用。水は日本酒の仕込みに使われる軟水で、奥三河の天然水が豆の味をストレートに引き出すそうです。人気の陶芸家・鈴木史子さんの器で出された香り高い一杯は、一口でコーヒーの奥深い世界を感じさせる美味しさ。ぜいたくな気分が一気に高まります。夏目店長とコーヒー談義に花を咲かせ、自分好みの一杯を見つけるのもまた楽しいです。

コーヒーとの相性抜群というスイーツも注文。酒屋さんならではのオリジナルメニューの一つ、酒粕プリン（税込450円）をチョイスしました。吟醸粕を生地とからめており、まろやかな食感と上品な甘さが絶品でした。

ドリンクは沖縄産コーヒーチェリーを使ったお茶をはじめ、中国茶、紅茶なども用意。フードメニューの自家製もちもちパンのサンドも人気があるとのことです。

併設されているsoto cafe「くらのほ」は米粉のワッフルなどがテイクアウトでき、開放的なオープンスペースでの飲食が可能。また、和フレンチ「杜のふう」（要予約）では、地元食材をメインにした和風フレンチをじっくりと楽しめます。

非日常空間で、素晴らしい景色とともに上質なドリンクやフードを味わう。ここにしかない幸せなひとときで、たっぷり充電できますよ。